2012/06/01 コスト構造の見直し・改革とプロジェクトの推進ポイント

Posted on Jun 1, 2012 in seminar

主催:日本テクノセンター
日時:2012年6月1日(金)
会場:日本テクノセンター研修室

■受講対象
・経営企画・事業企画など企画担当の方
・設計、生産技術、製造などコストダウンに追われているマネージャー及びリーダ
・原価企画・原価管理など原価関連業務に従事している方
・原価関連プロジェクトを推進されているプロジェクトリーダ及びスタッフ

■予備知識
・「コストは難しすぎる。皆に理解されるやさしいコストが必要!」という信念のため、予備知識は不要。難しいコストや原価の専門用語も限りなく少ないため、どなたでも負荷なく受講可能。

■修得知識
・コストとは何か?原理原則を理解できる
・コスト構造を見直すのに必要な可視化とは何か?TLC理論と可視化ポイントを理解できる
・コスト構造を改革する手順とは何か?コストデザイン手法を理解できる
・コスト改革プロジェクトを推進するにあたり注意すべきポイントが理解できる

■講師の言葉
・製品は1個でも多く売った方が良いと思っていませんか?
・赤字製品をやめれば、黒字になると思っていませんか?
・利益は、「売上」-「費用」だと思っていませんか?
常識的なこの問いに、殆どの方が「Yes」と答えてしまいます。
実は、ここにコストのカラクリ・罠が潜んでいるのです。
コスト情報という数字に踊らされ、惑わされ正しい意思決定が出来ていない企業を多く見てきました。
多くは、「正しいコスト情報が見えない」 そんな言葉が返ってきます。
しかし、正しいコスト情報が見えないと分かっていながら、改革も進まない。
「コストは、難しい。専門的で自分には分からない。」
こんな思いが改革にブレーキをかけているのです。
多くの方は、コストを理解しようと一度は書籍に手を伸ばすのですが、用語が難しかったり、原価計算手法の本ばかりで理解できない事が多いようです。
コストは易しく専門的でない!皆が分かるやさしいコストが必要だ!
そういった信念を持ち、コストのあり方をお伝えいたします。
多くの製造業の改革を手がけた経験とノウハウから生み出された新理論Time-line Costing(TLC)を解説いたします。
コストのカラクリを理解してもらい、計算手法ではなく、実際にどのように活用できるかを学んでください。
*当日は書籍をお配りいたします

■プログラム
Ⅰ. コストの原理・原則を知る
1.コストとは何か?
2.コストマネジメントはなぜ難しいのか?
3.コストマネジメントに関する3つの誤解

Ⅱ. 使えるコスト情報にするための7つのポイントを知る
1.今見えているコストは本当に正しいのか?
2.コストの新理論Time-line Costing(TLC)とは?
3.コスト可視化の7つのポイント
a.原価とコストは違う
b.コストとロスを分離する
c.世の中に固定費なんてない
d.未来コストという発想を持つ
4.コストの源流管理の本当の意味

Ⅲ. コスト構造を改革するコストデザイン手法を知る
1.コスト構造を見直すフレームワークとは?
2.やみくもなコストダウンには明日がない
3.コストデザイン手法解説
a.Cost-Plan コストプラン (企画値・目標値の設定)
・企画・計画を立てるとはどういったことなのか?
・目標値設定の基本プロセス
・部品表(BOM)を活用した目標値設定とは
・コストダウンの可能性を探る目標値とは
b.Cost-Simulation コストシミュレーション (見積値の算出)
・コストを可視化しているのに、なぜ見積は難しいのか?
・コストテーブルという武器を持っているか?
c.Cost-Down コストダウン (アイデアの洗い出しと計画)
・コストダウンアイデアに奇策はない
・コストダウンアイデアを創出するには?
d.Cost-Review コストレビュー (目標に対する達成度管理)
・コストの進捗がなぜ見えないのか?
・CR(Cost-Review)会議を設定しているか?
・採算をどの単位で管理しているか?

Ⅳ. コスト改革が失敗するのか-改革の秘訣を知る
・失敗を犯してしまう3つの原因

■キーワード
コスト可視化 コスト改革 コストダウン コストデザイン コストマネジメント Time-line Costing コスト構造

■会場
日本テクノセンター研修室