2012/11/09 原価の見える化とコストマネジメント実践講座

Posted on Nov 9, 2012 in seminar

主催:日本テクノセンター
日時:2012年11月9日
会場:日本テクノセンター

テーマ:
原価の見える化とコストマネジメント実践講座
~製造業の「儲け」の本質、コスト可視化理論(Time-line Costing(TLC))、原価改革の秘訣~

企業を強くし、コスト競争力のある製品を生み出すために必要な原価の活用法が修得できる特別講座!
[受講対象]
・経営企画・事業企画など企画担当の方
・設計、生産技術、製造などコストダウンに追われているマネージャー及びリーダ
・原価企画・原価管理など原価関連業務に従事している方
・原価関連プロジェクトを推進されているプロジェクトリーダ及びスタッフ
・企業経営者

[予備知識]
・特に必要ありません。難しいコストや原価の専門用語も限りなく少ないため、どなたでも負荷なく受講可能です。

[修得知識]
・原価の基本(原価管理と原価企画、コストダウンとコストマネジメント)
・コスト構造を見直すのに必要な原価の可視化方法
・コスト構造を改革する手順。コストデザイン手法
・原価改革プロジェクトを推進するにあたり注意すべきポイント
【講師の言葉】
「原価が見えない」「本当に儲かっているのかがわからない」
多くの企業でこのような悩みを抱え、『原価の見える化』が深刻なテーマとなっています。
では、『原価の見える化』とは何をすれば良いのでしょうか?
多くの企業では、「精緻な原価計算」をすることが、『原価の見える化』になってしまっています。本当に計算することが見える化なのでしょうか?
・緻密な原価計算をすることでコスト競争力が高まりますか?
・原価計算の精度をあげたら、新規製品開発の採算判断が適切にできるのですか?
・緻密な原価計算をしておけば、調達価格の査定力や交渉力を高めてくれますか?
・VEやコストダウンを促進させるための見える化になっていますか?
原価は計算することが目的ではなく、意思決定やコストダウン促進に活用できて初めて意味を成します。
では、適切な意思決定や採算判断、そしてコストダウンを促進させるために必要な原価の見える化とはなんなのでしょうか?何を見える化すれば、原価が見えたことになるのかを講義の中で学び取ってください。
また、『見えた原価』をどのように活用すれば良いのでしょうか?
この原価の活用が最も重要です。しかし、原価計算をすることで満足してしまっている企業を多く見てきました。企業を強くし、コスト競争力のある製品を生み出すために必要な原価活用とは?それらも講義の中で学び取ってください。

プログラム

1. 原価の基本とは? ~モノづくりの観点から見た会計の本質~
(1). 原価とコスト
(2). コストダウンとコストマネジメント
(3). 原価管理と原価企画
(4). 製造業の『儲け』の本質

2. 真の原価の見える化とは? ~原価計算は見える化ではない~
(1). 原価計算 と 原価の見える化 は違う
(2). 設計・調達・製造・原価はどのように連携すべきなのか?
(3). 真のコストの見える化とは?
(4). コスト可視化理論 「Time-line Costing(TLC)」とは?

3. 原価情報をどのように活用するのか? ~コスト構造を改革するコストデザイン手法~
(1). コストマネジメントのフレームワーク
(2). 製品形態毎のコストマネジメントの特徴
(3). 活用①:予算管理
(4). 活用②:原価見積
(5). 活用③:コストダウン
(6). 活用④:コストフォロー

4. 原価改革を成功させるには? ~改革の秘訣~
(1). コストマネジメント組織のあり方
(2). 原価改革プロジェクトは、なぜ失敗するのか?

※その他、下記トピックに関しても、適宜補足的に解説致します
・設計標準化 と 原価管理
・グローバルでの原価管理のあり方
・原価企画とSCMの関係
・原価企画と売価企画
・品質保証体系と原価管理体系