Posted on Aug 9, 2010 in blog
こんばんは
前回 『 0.5秒を無駄にするな! 』 にて、待ち時間などの無駄を省く必要性に触れました。製造業の現場を例に取り話めましたが、やっぱり現場はすごいですよね。
ものづくり大国ニッポンとして世界の地位を確立できたのも、このの涙ぐましい努力の賜物だと思います。(感謝です)
それは、私のようなサービス業(orサービス部門)でも同じような努力が必要だと思っています。
しかし、まぁサービス業は本当に無駄が多いです。(カイゼンの宝の山ですね)
まぁ、なんと意味のない会議が多いこと。
とりあえず参加させられて、ダラダラ会議、問題先送り会議、他部署文句言い会議など。
会議のアジェンダもなく、会議しても議事録も送られてこない。
何のために会議したかも分からず、分からないからもう一度やりましょう。って、悪循環に陥ってます。
(多くの方も感じられていることだと思います)
1日の過ごし方を振り返ってみてください。会議や客先訪問以外は、何をしてますか・・・・
そう。メールチェックか、エクセルやパワーポイントなどの資料を作ってますよね。多くの時間をパソコンの前で過ごしています。会議を効率よく進めるには相手があり難しいのでまた別の機会に述べるとして資料作りを効率化するのは 自分の問題なので直ぐにでもカイゼンができるはず です。
皆さんは、より早くメールを書いたり、より早く資料作成するための「パソコン術」って身につけてますか?色々なパソコン術があると思いますが、私は何よりも一番始めにすべきことがあると思っています。
パソコンのマウスをまず捨ててください。では、なぜ、マウスを持つとダメなのでしょう・・・?
それは、キーボートから手が離れる0.5秒が無駄だからです。
マウス操作をしようとすると、キーボードからわざわざ右手を離して移動させる必要があります。
キーボード⇒マウスで、0.5秒
マウス⇒キーボードで、0.5秒
1回のマウス操作のために、1秒を無駄にしています。
ノートパソコンならマウスを使っていない人もいると思いますが、この 『 マウスを使う0.5秒が無駄 』と感じているかが重要なのです。この話しをするとたいていの反応が、
「そんなの0.5秒のちょっとした事のために、なぜなれたマウスを辞めないとダメなの・・・」
「たった0.5秒のために、そんなのどうでもいいでしょ!」
って、言います。そう。たった0.5秒の為にです。
前回記事でも触れましたが、ものづくり大国ニッポンの底力は、0.5秒のカイゼンを愚直に進めたからです。
1ヶ月に100万回発生する作業を0.5秒カイゼンしたとすると、
17人日/月(=0.5秒×100万=50万秒=8300分=138時間)の効果
=204人日/年
=10人月/年
=600万円/年(1人月を60万円とした場合) では、同様に
皆さんは月に何回マウスを触っていますか?何千回も何万回も触っているでしょう。それだけの時間を無駄にしています・・・・マウスを捨てるというのは、ひとつのきっかけです。
この0.5秒に無駄を感じ始めると、
□ 画面右のスクロールバーまで、ポインタを移動させる0.5秒が無駄
□ 色変更のために画面上のツールバーまでポインタを移動させる0.5秒が無駄
□ 画面下の四角のオブジェクトを選択するためにポインタを移動させる0.5秒が無駄
□ メール作成で画面左上の新規作成を押すためにポインタを移動させる0.5秒が無駄
など、自分のちょっとした動作が気になります。「これは価値がある動作か?価値が無い動か?」
パワーポイントで四角のオブジェクトを書くときに、
□マウスを触る(0.5秒) ⇒無駄
□画面下のオブジェクト選択に数回クリック(1.5秒)⇒無駄
□オブジェクトを画面に描く(0.5秒)⇒価値有り
□マウスからキーボードへ(0.5秒)⇒無駄
0.5秒の価値作業のために、2.5秒の無駄が発生していることになります。なんと、5倍の無駄!通常ではありえない話です。
これが皆さんのパソコン操作の実態なのです!
どうすればその0.5秒の無駄を排除できるか?何をすればいいのか?
標準ショートカット、メニューショートカット、オリジナルショートカットなど
ショートカット以外にも様々なワザを駆使すれば、カイゼンできます。また、別の機会に書きます。
是非考えてみてください。
2010年8月10日
心をこめて・・・・