2014.09.15 日本原価計算研究学会 全国大会 にて 代表が研究報告をします

Posted on Sep 15, 2014 in

日本原価計算 2014年 全国大会にて
代表 北山一真 が 研究報告を致します。

 

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見積原価計算の問題点と発展的活用
〜顧客価値会計の概念を用いた考察〜
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日本原価計算研究学会 2014年全国大会(9月19日〜21日)神戸大学
大会3日目(9月21日)  第4会場 第2報告
大会の案内はこちらから

 

見積原価計算の問題点と発展的活用 〜顧客価値会計の概念を用いた考察〜

報告要旨

設計や開発における事前原価は、事業戦略への寄与度が高く重要な位置づけにあると言える。設計開発は、顧客価値を創造していく工程であると共に、製品原価の八割が確定してしまう工程でもあり、事業収益に大きな影響を与えるものとなっている。従って、企業は、顧客価値の作り込みと合わせて、製品原価を作り込みのマネジメントが必須である。

そこで欠かせないのが見積原価計算となるが、見積原価計算は、実際原価計算や標準原価計算と異なり明確な原価計算基準を有していない。標準原価計算や実際原価計算は、物や作業などの具体を中心に原価が展開され基準化が進みやすい。しかし、見積原価計算は、製品特性や性能など抽象を中心に原価が展開されるため基準化が進みにくく、属人的な勘による見積が未だ横行しているといえる。見積原価計算基準が確立されていないことで、「見積原価-標準原価-実際原価」の原価サイクルが確立できず真に原価管理や原価活用ができていないと言える。


また、顧客価値と見積原価計算の関連性も不明確である。そのため、顧客価値の作り込みと原価の作り込みに整合性が保てなくなっている。見積原価をより発展的に活用するためには、「製品価値(Function/Cost)=顧客価値性(Function/Price)✕収益性(Price/Cost) 」の概念に照らし合わせ、見積原価計算の基準化を考察する必要がある。
そこで、見積原価計算の現状の問題点を整理する。また、顧客価値を軸としてマネジメントされる顧客価値会計の概念を用いて、顧客価値創造へ寄与するための見積原価計算の活用についても考察する。


◆  Keyword
-見積原価-標準原価-実際原価の分離/整合(原価サイクル)
-見積原価計算における戦略的固定費論
- Specification based Costing(SBC)