こんばんは。 現在発売中のAutoCar Japan 2010年08月号 に興味深い記事が載っていました。 Audi の製品戦略についての記事です。小さな記事でしたが、私は釘付けになってしまいました。 「車もダウンロードする時代」という事で、 Audi は今後、クルマをiPhone化していくのだそうです。 (少し私の勝手な意訳も入れて)簡単に紹介すると、 車両を購入した。 それから半年くらいたってから・・・ 「最近寒くなったね。お金に余裕も出てきたから、”ヒートシータ” 機能を付け加えたいな・・・」 「よし、購入しよう!」 と、インパネのナビゲーションから、ピッピッピッ 「 “ヒートシータ” アプリを購入。そして、ダウンロード」 2分後。 なんと! ダウンロード終了と同時にヒートシータが使用可能! ディーラーにオプション追加で修理にだす必要もなく、面倒な手続きも不要。 こんな世界をAudi は目指しているみたいです(少し私の妄想も加わっていますが・・・。詳しくは雑誌を読んでみてください) すごいですね。まさしく、クルマが iPhone になったようなもの。 先程のヒートシータを実現しようとすると、思い切った転換が必要となります。 購入時に、「ヒートシータ」が不要と言っているユーザに対しても、ヒートシータ用の部品は搭載しておく必要があります。ソフトはダウンロードできても、部品はダウンロード出来ませんから。 『要らない!』と言っている人に対して、不要な部品を搭載するという発想。...
Read Moreこんばんは 少し前の話になりますが日経BP社Tech-onにコラムをアップしました。 6回目:だから『カイゼン』が進まないんだよ このブログでも何度か書いてますが、ものづくりを正しく評価できる会計というのが今の日本にはありません。 「現場力を正しく評価し、現場のモチベーションを上げ、カイゼンを促進させる」 これが、会計の基本であると思っています。 しかし、 こと、「会計」と名がつくと、難しい計算だったり、難しい理論ばかりが横行しています。 そのためにも 「機種別で行うカイゼン・予算管理(≒原価企画)」 と 「部門別で行うカイゼン・予算管理(≒原価管理)」 の整合を取る二元原価体系図 <コラム6回目の図2、3を参照>の導入が欠かせないと思っています。 先日、このカイゼン会計について、管理会計の先生方と意見交換をさせて頂きました。 やはり、カイゼンが促進され、モノづくり力がある企業というのは、この機種別予算と部門別予算の整合を取っているようです。 それがものづくり力というものなのでしょう。 多くの企業での予算管理というのは、部門別予算管理を指します。 そうなると、部長・課長は自分の担当の部課の予算管理だけに責任を負えばよいという発想になりがちです。 原価企画活動による機種別原価低減活動や部位別の緊急原価低減活動など、部門横断のプロジェクト活動が名ばかりで終わっている企業が大半を占めています。...
Read Moreこんにちは。 前回、情報管理のあり方として、「タグ」による多軸情報管理の重要性を述べました。 前々回、前回と情報管理のあり方についてマニアックな内容を書いています。 先日も雑誌の取材を受けた際に、記者の方と情報管理について熱く議論してしまいました。 マニアックな内容ですが、必ず注目される情報管理のあり方なのでお付き合い頂ければと思います。 では、本題。 Gmail、Evernoteなど「クラウド」としての注目を浴びていますが、 私は「タグ」による情報管理への転換の方を注目しています。 タグ??? 多軸??? んっ?という方、分からない方、忘れた方は、とりあえず前回のコラムを読んでみてください。 前回記事:『 クラウド 』 より 『 多軸 』 新しい情報管理のあり方 私が初めて、「タグ」という考え方のソフトにであったのが、Gmailです。 前回にも書きましたが、通常のメーラーは受信ボックスのメールを、左側に自ら作成したフォルダに振り分けます。 言い換えれば、物理的な情報(メール本分)を物理的な器(フォルダ)に格納しているようなものです。 しかし、Gmail は違います。 ご存じの方も多いですが、Gmailはフォルダにメールを振り分けるということはしません。 Gmailは受信ボックスに時系列にメールがどんどん貯まる仕組みになっています。 そのかわりに、Gmailは各メール本分に対して、 「タグ」(Gmailでの呼び方は「ラベル」)を付けます。...
Read More