設計ナレッジを可視化をするご支援をしています。設計ナレッジと言っても、経験・工夫・苦労・失敗・ルール・背景など様々な観点での洗い出しが必要となります。そこで重要になるのが、『 言語化する 』ということです。 |「脱!形状」の意識が言語化の第1歩 設計内容は、言葉(口頭) や CAD(形状)で伝えられることが多いのが現状です。そのため、設計者自身が設計内容を言語化するということ自体に慣れていません。 まず、製品構造を体系化するにあたって、「品名」と「方式」を可視化しますが、その 『 名付け 』 に皆さん苦労します。 品名は、機能、役割、目的 を示す名にする 方式は、機能を実現する方法、構造的な違いを示す名にする 特に、方式違いがある部品や機構の時に苦労します。品名・方式に 『名付け』 できるかが、言語化の第1歩となります。※ある部品をスライドさせる方式として、ローラー方式や直動ガイド方式の方式違いなどのこと。 方式名でよく見かけるのが、「標準型」「特殊型」などよく見かけます。時には、「○○案件式」みたいな通称を使って会話していることもあります。いつも形状や図面で会話しているとこうなってしまうことが多いのです。まず、この正しい名付け(言語化) ができれば、設計やモノの見方がかなり変わると思います。 |言語化の過程で「本質を見る」「設計を考える」が身につく...
Read More