Posts made in May, 2018

改革は ”変” 人だからできる

Posted on May 15, 2018 in blog

改革は ”変” 人だからできる

    様々な企業で、業務改革のお手伝いをしていて、「改革」の定着が難しいと感じさせられます。PJの目標期日までに新業務を定義し、経営トップに完了報告をするのは、期間が決まっているため短距離走のようにがむしゃらに頑張ることができます。しかし、その後の業務定着が本当に難しいと感じます。多くの人は「改革」や「新しい業務」には抵抗感があり、受け入れ難いのだと思い知らされます。   | ”できない” 40点を気にし、”できる” 60点を捨てるな   講演や改革プロジェクトの中でよく口にするキーワードがあります。「 ”できない” 40点を気にして、”できる” 60点を捨てる必要がない」 という言葉です。新しいことに反対する人は、”できない” ことばかりに目がいく思考をもっています。例えば、現状が10点の仕事があったとします。そこに60点の改革案を出した場合に、「この案では、AAAに対応できない」「BBBの場合が考慮されていない」「これでは不十分だ」と、足りない・できない40点ばかりに目がいきます。結果、否定的な意見が多いので見直しましょう。となり、改革案が却下され、現状の10点のままになってしまっているということです。せっかく、現状の10点から60点に、50点も改善が期待できるにも関わらず、できない40点ばかりを気にして、できる60点を捨ててしまっているのです。      ...

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PLMの本質と投資効果

Posted on May 6, 2018 in blog

PLMの本質と投資効果

    最近、PLMとは何か?PLMを経営者にどのように説明したらよいか?投資効果をどのように考えたらよいか?といった相談を受けます。1月2月は新年度活動のために経営者報告の相談が特に多くなる時期です。そこで感じたのが、PLMは概念が広すぎて活動の本質が見えにくくなっており、世間で認知されている内容に疑問を感じる部分も多です。数回にわたり、PLMをどのように考え、投資効果を出していくべきかについて触れたいと思います。   | PLM導入の2つの違和感   PLMとは、Product Lifecycle Managementの略で、「製品企画・設計・製造・販売・保守までのライフサイクル全般にわたって製品を総合的に管理する手法」といった感じで定義されることが多いです。しかし、様々な企業の導入支援を通じて大きく2つの違和感を感じています。  1つ目の違和感は、「 PLMがBOMやPDMと同じような取り組みになっている...

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